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Appleのディスプレイサイズに関する苦悩

   

2016年ははじまり、今年もAppleは製品のリリースラッシュを続け、さらに大きく飛躍する1年となりそうです。3月にはApple Watch2と同時にiPhone6cという廉価版のiPhoneが投入されるようです。

iPhone6cは”廉価版”なので、当然価格が注目されるわけですが、それ以上に注目されているのがディスプレイサイズです。iPhoneのディスプレイサイズは、iPhone4sまでの3.5インチ、iPhone5で縦を長くした4インチ、iPhone6以降の4.7インチの巨大化を続けています。

この背景には、2007年のスマートフォン登場以降、PCとスマートフォンの境目が徐々に曖昧になってきて、PCを持たない家庭が増えてきていることが影響しています。PCを自宅で持たず、スマートフォンで情報を入手しようとするので、多くの情報を得るためには大きなディスプレイが必要になってきたというわけです。

iPhone6cの画面サイズ

一方で、スマートフォンを片手で操作したいという需要も存在します。

「片手での操作」を求める層と、「多くの情報を一度に得たい」と考える層でニーズがバッティングしてきたのが2012年ころです。

この当時印象深かったのが、2012年のジョブズ引退後のAppleで、iPhone5が発表されるシーンです。

2012年9月、iPhone5の発表イベントでティム・クックがiPhone5を披露し、スペックについての説明がフィリップス・シラーによって行われます。彼はエンジニアというよりはマーケティング畑の人ですが、技術寄りの内容を分かりやすく説明する点では定評があります。

薄いiPhone

まずは、iPhone5は世界一薄いスマートフォンであるとのアピールから始まります。続いて、注目のディスプレイサイズの説明です。

「世の中のiPhoneは3.5インチですが、iPhone5はより大きな4インチディスプレイを搭載しています。」

4インチディスプレイのiPhone5

この段階で聴衆の関心は、片手での操作性とディスプレイの大型化をどう両立させるかという一点になります。

「なぜAppleはディスプレイを大きくしようとしたのか?なぜこのようなデザインになるのか?」フィリップスは続けます。

笑みを浮かべながら、次のスライドを示します。ディスプレイサイズを大きくしても親指で操作できるというわけです。これには感動しました。ディスプレイサイズを大きくしても、親指の長さを考慮した最大サイズにすれば片手での操作は可能で、なおかつ得られる情報量は増えるというのです。

テクノロジー企業ではありますが、技術でカバーするというよりは、こういった泥臭い人間的な考察から仕様が決まっていくことに驚いた記憶があります。

iPhone5は親指で操作できた

その後iPhone5sでは、ディスプレイサイズの変更がなく、次の抜本的なデザイン変更が行われるiPhone6が注目されることになります。世の中のAndroidデバイスはディスプレイの大型化の一途を辿っており、当時、Appleも追従するという話題で持ちきりでした。

個人的な思いとしては、iPhone5のときのポリシーを維持して、片手での操作にこだわって欲しいという願いで頭のなかがいっぱいだった記憶があります。

iPhone6は片手操作可能か?

こうして迎えた、2014年9月。

Appleは予想通りより大きなディスプレイを搭載したiPhone6を発表しました。そして、片手での操作のために編み出したという解決策が。。。

簡易アクセス

画面上部が空いたかなり不格好に失望し、買い換えるのを諦めようかと思いました。iPhone5でシンプルながら実用的な画面サイズの巨大化を実現したAppleでしたが、さすがにiPhone6ほど大きくなると、単純な手法では対応するのが困難だったようです^^;

テクノロジー企業Appleが編み出したのは、ホームボタンをタップすると画面が下に下がってくるという、誰でも思いつきそうな技術なのでした。

この変更に一部のApple系ブロガーからは

ジョブズの意向は無視なのか?Apple!
ジョブズは4インチディスプレイがベストだと言っていた!

などと批判的な声が少なからず上がりました。

ここまでの経緯を踏まえてiPhone6cに期待すること

ディスプレイの大型化、片手での操作という相反する2つの需要があるという点はじゅうじゅう理解していますが、ここ数年のAppleの製品リリースは後者をあまりにも無視しすぎたのではないかとの印象があります。iPhone6cでは、ぜひ彼らの移行を汲んで、より小型の片手で操作できるiPhoneの発表を期待したいものです。




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