ソフトバンク回線の格安SIM「b-mobile S スマホ電話SIM」をiPhone4sなどマイクロSIMのデバイスで使う方法
格安SIMを提供する日本通信は、8月16日よりソフトバンク回線を使う音声通話付きSIMカード「b-mobile S スマホ電話SIM」の販売を開始しています。
従来の格安SIMは、NTTドコモの回線を使うタイプで、ソフトバンクやauで購入したiPhoneはSIMロック解除という特別な手続きを取らなければ、格安SIMを使うことが出来ない状態が続いていました。今回、ソフトバンク回線を使う格安SIMが登場したことで、ソフトバンク/auで購入したiPhoneであっても、SIMロック解除をせずとも格安SIMを使うことが出来るようになりました。
日本通信は日本国内の格安SIM販売の先駆け的な存在で、今回もソフトバンク回線を使う格安SIMを他社に先駆けて提供する辺り、さすが!と思った方も多いのではないでしょうか。当然ながら、2017年8月現在ではLINEモバイルなどの他社はドコモ回線を使用する格安SIMしか提供していません。
しかも「b-mobile S スマホ電話SIM」は、最低契約期間がなくいつでも違約金なしに解約できるというスグレモノです。最低契約期間がないので、とりあえず試してみるといったことも可能です。
このエントリーでは、
ソフトバンク回線の格安SIM「b-mobile S スマホ電話SIM」が登場する前には煩雑だった、「SIMロック解除」
について簡単に解説したあと、
「b-mobile S スマホ電話SIM」のSIMカードの大きさ
について説明し、最後に
「b-mobile S スマホ電話SIM」をiPhone4sなどマイクロSIMを使うデバイスに挿入する方法について解説します。
目次
以前はSIMロック解除が必要だった
なお、SIMロック解除の方法にはいくつかの方法があります。SIMロックとはそもそも何か、SIMロック解除の方法については以下のエントリーで解説しています。
>> iPhoneをSIMロック解除して格安SIMを使う方法
SIMロック解除のためには、最近では「下駄」を使う方法が良く使われています。下駄はSIMトレイとSIMカードの間にSIMロックを解除するための金属基板を挟むことでSIMロックを解除します。以下のエントリーで下駄である「GPPLTE」を使った方法について説明しています。
「b-mobile S スマホ電話SIM」はナノSIM
このように、SIMロックを解除する手続きはやや煩雑です。しかし、2017年8月16日に、日本通信がソフトバンク回線を使う格安SIMを発売したことで、ソフトバンクで購入したiPhoneでも、SIMロック解除という煩雑な手続きをせずとも、格安SIMを使えるようになりました。
「b-mobile S スマホ電話SIM」の販売ページを見ると、SIMカードのサイズとして「ナノSIM」のみ用意されています。
SIMカードには主に3種類(SIM、マイクロSIM、ナノSIM)あり、新しいデバイスであるほど軽量化のために小さなSIMを採用しています。ナノSIMはiPhone5以降に採用されている人差し指くらいのサイズの小さなSIMカードです。その一方で、iPhone4s以前はマイクロSIMという一回り大きなSIMカードが採用されていました。
下の画像の右から2番目がナノSIM、その左がマイクロSIMです。このように、大きさが異なるため「b-mobile S スマホ電話SIM」のSIMカードをiPhone4s以前のデバイスに挿入することは出来ません。
iPhone4s以前のデバイスで使うには変換アダプタを使う方法が存在!
しかし、iPhone4sユーザの方でもナノSIMの「b-mobile S スマホ電話SIM」を使う方法があります。
そういえば、ナノSIMをマイクロSIMにするアダプタを使う手がありますね。https://t.co/IchJd4PA6F https://t.co/CGDgj3wzE0
— Jailbreakers.Info (@__jailbreakers) 2017年8月16日
Amazonを見ると、ナノSIMをマイクロSIMに変換するアダプタが40円くらいで売っています。価格の変動が大きく1円から数百円程度を行き来しています。
ナノSIMからマイクロSIMへの変換は単純で、マイクロSIMの大きさの”型”にナノSIMを載せる仕組みになっています。このアダプタを使えば、「b-mobile S スマホ電話SIM」のナノSIMをマイクロSIMに変換することが出来ます。
変換したら、あとはそのままソフトバンクのSIMロックがかかったデバイスに差し込めば、「b-mobile S スマホ電話SIM」を使うことが出来ます。
ナノSIM→マイクロSIM変換にはリスクが伴う
この変換アダプタですが、使用にはリスクが伴います。
変換アダプターを使ってSIMカードを挿入すると日本通信のサポートが受けられなくなります。さらに、iPhone内でナノSIMが変換アダプターから落下してしまい、iPhoneからSIMが取り出せなくなる症状が度々発生しているようです。
このように手軽にナノSIMをマイクロSIMに変換できるアダプターですが、あくまでも自己責任になります。
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