TaiGでiOS8.3, iOS8.2, iOS8.1.3を搭載したiPhone, iPadを脱獄(Jailbreak)する方法
@__jailbreakersでも繰り返しお伝えしているように,中国のハッカー集団「TaiG」はiOS8.1.3からiOS8.3に対応する新たな脱獄ツール「TaiG2.0」をリリースした.
このエントリーでは,TaiG2.0を使ってiOSを搭載した以下のデバイスをJailbreak(脱獄)する方法を紹介する.
目次
そもそも脱獄とは?
iOSを搭載したiPhoneなどのデバイスは,AppStoreからしかアプリを入集することが出来ない.AppStoreのアプリはAppleの審査を経ており,安心して使うことが出来る.一方で,AppStoreにはリリースが難しいアプリをインストールして,より自由にiPhoneを使いたいと考える人もいる.また,iPhoneの内部に格納されたファイルに自由にアクセスしたりして,端末のカスタマイズをしたい場合もあるだろう.
iOSデバイスの「脱獄(Jailbreak)」は,このような制限を取り払うことをいう.
脱獄するとAppleの保証は効かなくなるため,自己責任で行おう.
TaiG2.0が脱獄できるiOSデバイス
TaiG2.0ではiOS8.1.3からiOS8.3を搭載した以下のデバイスを脱獄することが出来る.
- iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPhone 5s, iPhone 5c, iPhone 5, iPhone 4s
- iPad Air 2, iPad mini 3, iPad Air, iPad 4, iPad 3, iPad 2,
iPad mini初代, iPad mini第2世代, iPad mini第3世代 - iPod touch第5世代
*2015年6月現在で使われているメジャーなデバイスにはすべて対応しているかと思います.
iPhoneやiPadを脱獄する前に
現在はWindows版のみのリリース
TaiG2.0は現在のところWindows版のみリリースされており,MacユーザはBootcampなどでWindowsを起動する必要がある.
Mac版がリリースされた際には,@__jailbreakersでいち早くお知らせする予定.
既知のバグ情報の公開
また,@__jailbreakersや公式Facebookページでは,バグ情報などを公開していますので,脱獄作業を始める前に一度チェックしておいた方が良いでしょう.
今回の脱獄は「紐なし」
今回のJailbreakは「紐なし」と呼ばれるタイプです.「紐付き」脱獄では,デバイスを再起動する度にiPhone/iPadをPCに接続する必要がありますが,今回の「紐なし」ではこのような制約がありません.
バックアップを忘れずに
作業の前に,iPhoneのデータをバックアップしておこう.TaiGチームのリリースする脱獄ツールは安定しているが,不慮の事故によってデータが消失する可能性もある.
PCのウイルスソフトやファイヤウォールをオフに
TaiGをウイルスとして検出するウィルス対策ソフトがある.また,TaiGでは海外のサーバーとデータをやりとりするため,スムーズに作業を進めるために,データの監視をするタイプのソフトもオフにしておきたい.
iOS8.1.3-iOS8.3を搭載したiPhone/iPad/iPodを脱獄する方法
手順1:デバイスのバックアップをとっておく.
手順2:最新のTaiGを以下のリンクからダウンロード
手順3:USBケーブルでPCにiPhone等を接続.
手順4:設定アプリからTouchID&パスコードに進み,無効にしておく.
手順5:設定アプリからiCloudの設定に進み「iPhoneを探す」を無効にしておく.
手順6:TaiGのアイコンを右クリックし,「管理者として実行」する
手順7:TaiGがデバイスを検索するまでしばらく待つ.「3K Assistant 2.3.0」の選択を解除する.
手順8:緑色のスタートボタンをクリックすれば,脱獄が開始される.(20%でTaiGによる脱獄が中断する場合は,こちらのエントリーを参照.)
手順9:脱獄が完了すると,iPhoneが自動で再起動する.Cydiaがホーム画面に現れれば,脱獄完了!
成功報告,失敗報告などを@__jailbreakersまで送って頂ければ幸いだ.